2012年1月18日 (水)

Womans’SHAPE&Sports vol.4

女性のためのトレーニング&スポーツ専門誌

『Womans’SHAPE&Sports vol.4』(フィットネススポーツ社)が好評発売中。

この中で、2011ミス・ユニバース日本代表の神山まりあさんと、

全日本ボディ・フィットネス2010、2011優勝の浅田ふぢ子さん、

浅田さんを指導するパーソナルトレーナーの天童あゆみさんを

取材させていただいた。

みなさん、美貌や肉体美はもちろんなのだが、

飾らない人柄がそれは魅力的で…

お話を聞いていて、こちらが心地よくなってしまった。

そんな人柄の一端でも誌面で伝わってくればと。

Wshape289363

|

2012年1月12日 (木)

鍛えたい方へ

正月太り、冬太りでお悩みの方へ…

構成を担当させていただいた書籍をご紹介。

どれも続けたら必ず成果が出る!と自信を持ってお勧めできます。

4072809918

『DVDつき 全身リフトアップトレーニング~30歳から始まるたるみを撃退~』(有賀誠司著/主婦の友社)

単なる筋トレではなく、階段を駆け上がる、重い荷物を持ち上げる、颯爽と歩く・走るなど、日常の生活動作をスムーズに行うためのエクササイズが満載。立って行う種目がほとんどなので、仕事や家事の合間に手軽にできるのも大きなメリット。複合動作のエクササイズは飽きずに楽しくできるので、ズボラな私も珍しく続けてます。

9784072790830

『DVDつき へやトレ~ジム以上の効果を約束する1日5分からの自宅筋トレ~』(森俊憲著/主婦の友社)

タイトル通り、自宅で手軽にできる筋トレ! ジムに通う時間がない、ジムに行くのが億劫or恥ずかしい、でも自分の体を何とかしたい! という人に最適。大きな筋肉中心のエクササイズのため、効果実感を得やすいので継続しやすいのもポイント。担当編集者さんも「へやトレを続けてカラダが変わり人生が変わった!」そう。

07276185   

『体脂肪コントロールトレーニング~毎月1㎏減でリバウンドなしの体へ~』(佐々木豊著/主婦の友社)

ダイエットや筋トレを断片的に行うのではなく、食習慣、運動習慣と大枠でとらえて、体脂肪を落としながら代謝をあげる、つまりカラダを内側からチューンナップする方法論。カラダと対話しながら取り組むので、自分自身がどうありたいか、どう生きたいかというところまで考えることができる深い本です。

さらに“闘えるカラダ”を目指す方にお勧めなのが――

51mscxlom4l_sl500_aa300_

『格闘家のための完全減量マニュアル(DVD付)』(佐々木豊著/イースト・プレス)

格闘家向けの体裁を取っていますが、カラダのシステムに沿った健康的な減量のヒントが多数盛り込まれているので、一般の方も読む価値アリ。円柱、アファメーション、アンカー、トリガーなどなど、他のトレーニング本では見かけない方法論は、私にとっても目からウロコで楽しく学ばせてもらいました。あとがきに出てくる「Fさん」は私です。

エクササイズ本に関わっていると、「自分のカラダ、ヤバイ!」と心底思えてくる。痩せる・太るより、筋肉の衰えによって日常生活を快活に送れなくなること、衰えが引き起こす障害や病気が怖い。

この年齢でエクササイズ本の構成に携わるようになったのも、縁というか運命というか警告というか、何かそういうものなのかもしれないなあ。

|

2011年8月21日 (日)

LADY GO! 始めました

Lady Go!
http://blog.livedoor.jp/ladygo1999/

総合格闘技ボクシングキックボクシング、空手などを中心に、
スポーツの現場で活躍する女子アスリート情報ブログ

宜しくお願い致します。

|

2011年6月 2日 (木)

面白すぎる本

『今泉棚とリブロの時代―出版人に聞く 1』

“本”にまつわる知性と知性の応酬。面白すぎた。

学生時代、池袋『リブロ』には行っていたけれど…。

今泉棚のことは知らなかった。

“今泉チルドレン”になりたかった…。

41kqlktfail_bo2204203200_pisitbst_2

|

2010年7月29日 (木)

キックコラム1『雨男』

『格闘技通信モバイル』が7月30日に配信終了。

4年間、書かせてもらったキックコラムの中からいくつかを、個人的な忘備録の意味も兼ねてここに再録しておこう。

まずは7月31日『RISE68』後楽園ホール大会でTURBO選手と対戦する吉本光志選手について2年前に書いたコラム。

■ 2008/9/30掲載 『雨男』 ■

 台風13号接近のニュース通り9月19日の空は怪しく、バッグをかついで会場入りする頃には、すでに強風で傘が心もとなくひしいだ。

「お客さんには悪いけど、俺にとっては嬉しい雨だな」

 吉本光志はバッグについた雨粒を払いながら、心の中でつぶやいた。

 自分が“雨男”だと確信したのはいつのことだったか。最初のうちは「誰だよ、雨降らすヤツは!」と試合のたびに対戦カードの選手名をチェックしていたが、候補は一人減り、二人減り、気づけば該当者は自分一人になっていた。

 今日を含めて、雨天の試合出場は連続10大会。どう考えても立派な雨男だ。だが、キックを中断し、総合格闘家としてパンクラスのリングに初めて上がった06年7月以来、戦績は9勝1敗。唯一の黒星はパンクラスでのローブローによる反則負けであり、再戦では借りを返している。ジンクスを信じるタイプではないが、総合のリングでも、戻ってきた古巣の全日本キックでも、勝利はつねに雨とともにもたらされた。だから、吉本は今日の雨も素直に喜んでおくことにした。

 それがどんなに細い糸であろうと、勝利と結びつくものなら手繰り寄せたい。ひょっとしたら、そんなすがる思いもあったかもしれない。今回対戦するのはそれほど厳しい相手であり、またこの一戦が今後の自分にとってどれほど重要なものかは、誰に言われなくてもわかっていた。

 全日本キックのエース級がズラリと顔を揃える「日本vsタイ5対5マッチ」に、吉本は初めて抜擢された。当然だという気持ちは、さらさらない。むしろ「俺は5つの席の最後に滑り込んだにすぎない」と自覚していた。過去2回の対抗戦で自分が選ばれなかった理由、そして8年のキャリアを積みながら、これまで一度もムエタイ戦士と対戦するチャンスが巡ってこなかった理由は、よくわかっている。「あと一歩足りない」。それだけだ。

「あと一歩」を、言葉でうまく説明するのは難しい。ただ、自分にそれが欠けていることだけはわかる。ここ数年、吉本は目に見えないがはっきりとそこにある壁の前で立ちすくみ、もがいていた。パンクラス参戦を決めたのも、どんな方向でも今より半歩先、一歩先を歩きたかったからだ。

 新しく開いた扉の向こうで吉本が最初に見たものは「無様な自分の姿」だった。総合デビュー戦のビデオは今見ても切ないほどカッコ悪くて、我ながらゲラゲラ笑ってしまう。腕十字の対処がわからず、腕が伸びきるほうへ逃げているのだ。ビデオには観客の失笑も記録されていた。だが、「あの経験があったからこそ」と今は思える。

 キックでは、セオリー通りのきれいな闘いが体に染み込んでいた。対して、総合ではセオリーの「セ」の字もわからないままリングに上がるしかなかった。半ば「出たとこ勝負」で総合の試合を続けるうちに、見た目のカッコよさより「勝ちたい」という必死の思いを技に乗せることが大事かもしれないと思えるようになった。

 扉を開いて見えたものが、もう一つある。「懐かしいあの頃の自分」だ。パンクラスの道場には、自分と同じように陽の目を見ない中で、練習を重ねる者たちがいた。「将来、絶対に有名になってみせる」。デカい夢を喜々として語るその姿は、キックボクサーとしてデビューした当時の自分と重なった。「俺にもあんな頃があったな」。

 いや、待てよ。なぜ俺は過去形にしてしまっているんだろう。俺だって夢を追っていたはずなのに、今の俺、全然光ってねえじゃん。まわりから言われた試合に出て、まわりの指示通りの技を出して。キックボクシングをやっているはずなのに、なんかサラリーマンみたいだな。だったら、本当にサラリーマンになったほうが、もっと出世するんじゃねえか? こんなのやるために、俺はキックを続けてきたのか? 観ているお客さんの中には縛られた社会にいる人も多いだろう。そういう人は、キックボクサーがリングで自由に自分を表現するところや、夢に対する向上心を感じ取るからこそ、「明日も頑張ろう」と思える。キックを“やらされてる”ヤツの試合を観たって、きっと何も感じないはずだ。

 それが自分に足りなかった「あと一歩」なのかどうかはわからない。もう、そんなことはどうでもいい。とにかく自分の気持ちをすべて預けた技を、自分が思うように、これまでのスタイルを破壊してでも出していきたい。総合格闘家として生きた1年2ヵ月で、吉本の出した答えはそれだった。

                       ◎

 対抗戦の先鋒としてリングに上がった吉本は、序盤からカノンスック・ウィラサクレックの猛攻にさらされた。

 強烈なハイキックはガードの上からでも軽い脳震盪を起こすほどだった。ローキックにも想像以上の痛みを覚えた。「ああ、なるほど。こうやって日本人はタイ人の前で沈んでいくのか」。

 萎える心を奮い立たせたのは「この試合に賭ける気持ちは絶対に自分のほうが上だ」という思いだった。全日本キックのトップクラスにギリギリぶら下がっている俺は、この試合に負けたらすべてが終わってしまう。4R、5R、完全に息が上がっても、その思いが途切れることはなかった。

                       ◎

 大会を終え、吉本はまっすぐに帰宅した。

 雨の日の試合後は、たいていおとなしく家路につくことになる。特に今日はこの荒れ模様だ。台風に直撃されたらかなわない。激しい雨音を聴きながらベッドに入ると、何とも言えない解放感と充実感が両手、両足からゆっくりと立ちのぼってきた。「次につながったな」。ホッとしたのもつかの間、「次の試合、KOで勝ったらもっと充実感があるんだろうな」と思い直す。今日はまだまだ眠れそうにない。

 応援に来てくれた仲間たちは新宿に繰り出し、台風そっちのけで盛り上がっていることだろう。「また雨だったな。しかも台風だよ」とか、俺の雨男ぶりで大笑いしてるかもな。あいつらのことだ。もし次の試合が晴れだったら「ヤバい! 晴れちゃったよ」と言ってくるに違いない。もしそう言われたとしても、俺の答えは決まっている。

「大丈夫。晴れても絶対に勝つから」

※カノンスック戦後、7戦を闘った吉本は、初代RISE65Kg級王者となるなど活躍を続けている。延長戦の最後の1秒まで自分をあきらめない闘いに、私はいつでも不思議な高揚と感動を覚えてしまう。“雨男”記録は続いているだろうか。

|

2009年11月 6日 (金)

PRIDEはもう忘れろ!

Pride_book 『PRIDEはもう忘れろ! 新時代格闘技のミカタ』

B6変型判 336ページ 定価=1,680円(本体1,600円 税)
橋本宗洋 著/kamipro編集部 編
発行/エンターブレイン 発売/角川グループパブリッシング

ライター橋本さんの著書です。

雑誌『kamipro』や、その携帯サイト『kamipro.Move』に掲載された原稿からチョイスして、一冊にまとめたもの。格闘技ファン必読の書です。

まだ気になるタイトルのものからババッと読んだだけですが、いやあ面白いです。

私は橋本さんの文章が大好きですが、なぜ好きかというと、「思考と活字が直結しているから」なのです。思ったことを、そのまま文字に置き換えられる。だから、読むほうはストンと腑に落ちるし、心の遠いところまで響いてくる。それに、こちらの漠然とした印象を、見事に言葉で表してくれるので、読むたびに「そうそう、そう思ってたんだよ!」とヒザを打ちたくなるのです。

内容とは全然関係ないですが、アートディレクションのクレジットに「金井久幸」さんという名前があり、一瞬「金沢久幸」に見えてしまうあたり、細部にわたる格闘技へのこだわりを感じました。

いや、間違いなく偶然だな。

|

2009年8月 6日 (木)

3時間で3kg体重減のヒミツ

Bbm150026『格闘家に学ぶ体脂肪コントロール ~なぜ格闘家は3時間で3kg体重を落とせるのか? ~』

サブタイトルの通り、格闘家が計量直前、一気に体重を落とせるのはなせか? という疑問を出発点に、一般の方まで広く応用できる独自のダイエット法が紹介されています。

構成をお手伝いさせていただきましたが、“カラダをまわす”をキーワードに展開される理論は目からウロコの連続。とても楽しく、ためになる仕事でした。

個人的には佐々木さんが出版までの思いをつづった「あとがき」にジーンと来ました。

単純明快に「痩せたい!」という人から、「格闘家はなぜ1日で体重を10kgも戻せるの?」と不思議に思う人まで興味深く読める本です。

【著者】佐々木豊

【内容】
試合にはベストのコンディションで挑まなければならない格闘家の体重管理。
時に3時間で3キロの体重を落とせるという、そのノウハウをすべて公開。情報を収集する。
最新の器具を使う、強い意志を持つ、運動量を上げる、サプリメントを駆使する、といった従来の手法は一切使わない独自のダイエット理論が登場!

【目次】
1章 格闘家の減量
2章 体脂肪コントロール
3章 実践! 体脂肪コントロールがりすぎでカラダが詰まる
4章 体脂肪コントロールのゴールはどこか?

【著者プロフィール】
佐々木豊(ささき・ゆたか)
1966年生まれ、和歌山県出身。レスリングを経て、サンボ(ロシア式柔道)選手。(有)「ファットオフ」設立。トータルコンディショニングトレーナーとして体脂肪コントロール教室を運営。

四六判・192ページ
ISBN978-4-583-10153-8 C2075

|

2009年4月 2日 (木)

女子ボクシングドキュメンタリー映画

Boxing1Boxing2非公認時代から一転、2007年11月に日本ボクシングコミッションに正式認可された女子ボクシング。

認可から翌年5月の旗揚げ興行までを、3人の若手女子ボクサーに的を絞り丹念に追ったドキュメンタリー映画がこの4月、公開されます。

プロテストや試合映像をじっくり見せてくれるこの映画は、数年、数十年先にひじょうに資料的価値が上がってくると思います。

初監督に全力投球した清水監督、お疲れ様でした!

「日本女子プロボクシングの夜明け」

製作:ローランズ・フィルム
配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督・撮影:清水雅美

出演:天空ツバサ・天海ツナミ・天心アンリ・風神ライカ・八島有美

渋谷アップリンク
4月13日(月)・14日(火)連日19時半~

横浜シネマジャック&ベティ
4月18日(土)のみ18時05分~
19日(日)~24日(金)はCafeシアターにて13時~/19時~

特別鑑賞券1300円
当日一般1500円 学生1300円 シニア・小人1000円

彼女たちは何故、リングで闘うことを選んだのか・・・
女子プロボクサーの素顔に迫る
渾身のドキュメンタリー

2007年11月20日、財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)が女子プロボクシングの認可を正式に発表した。
本作は、山木ジム所属の若手女子ボクサー、天空ツバサ・天海ツナミ・天心アンリの3人を中心に、彼女たちやその先輩ボクサーを通して、これまでの女子ボクシングの歴史、正式認可、第一回女子プロテストの模様、練習風景、前日計量、そして2008年5月9日の記念すべき女子プロボクシング第一回興行「G・Legend」までを密着で追ったドキュメンタリー作品である。

|

2008年10月29日 (水)

ダブルタイトルマッチ

12月8日、後楽園ホールでWBC女子ダブルタイトルマッチが決定。本日、発表記者会見に取材に行ってきた。

WBC女子世界ライトフライ級暫定タイトルマッチでは、現王者の富樫直美vs挑戦者の菊地奈々子による日本人対決が実現。女子ボクシングの世界王座を日本人同士で争うのは、JBC公認前の日本女子ボクシング協会時代を含めて記憶にない。

富樫と菊地に共通しているのは意志の強さであり、また、その意志を決して表には出さないことだ。ふだんの二人は驚くほどに穏やかで、つつましい。

ためる。ため込む。そして、爆発させる。

12月8日が待ち遠しい。

|

2008年10月25日 (土)

彼らの夢

トライアルリーグに出場している康信博選手のブログで、コラムを紹介していただきました。

コラムで書いた選手たちが、いつかK-1のリングで活躍し、「こんな頃があったな」と振り返ってもらえたらいいなと思いながら書いたもの。

彼らの夢が、形になりますように。

|

«七五三