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2008年3月25日 (火)

とろける

Mirlhauser スティーヴン・ミルハウザーの新刊『ナイフ投げ師』を購入。

12の短編の中には、大好きな「夜の姉妹団」も入っていた。感動。とりあえず「新自動人形劇場」から読んでみる。

ああ、だめだ。もうだめだ。とろける。

ものすごく細かい描写好き+ミニチュアフェチの私には、あまりに危険すぎる短編だ。もう一生、ミルハウザーの本だけを読んで生きて、死にたいとさえ思ってしまう。

「ミルハウザーを好きになることは、吸血鬼に噛まれることに似ていて、いったんその魔法に感染してしまったら、健康を取り戻すことは不可能に近い」

訳者・柴田元幸氏の言葉。その通り。短編に出てくるひたすら、からくり人形を作り続ける人や、ひたすら地下に入り続ける人や、ひたすら夜中に集まり続ける少女たちに負けじと、ひたすらミルハウザーの綴った文字を追い続けたくなり、食べることにも寝ることにも興味がなくなってしまう。

まあ、そう言いながら寝るんだけども。

もう一冊、面白い写真集を買った。この写真集を必ず面白がるであろう友人へのプレゼントだ。パパになったお祝いに、育児疲れの合い間にパラパラめくって心を癒す用に、プレゼントしよう。

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2008年3月24日 (月)

嬉しい雨

先日、元女子格闘家と久しぶりに会って食事をした。

彼女はケガで引退をしたのだが、引退直後に「近々、食事でも行きましょう」と言ったままになっていた。あまりに日が経ってしまったので、声をかけづらいなと思っていたところ、彼女のほうからメールをくれたのだ。

少しほっそりしていたけれど、彼女はとても元気そうだった。お互いに近況報告をした。

帰りがけに彼女が「近くに格闘技ジムができたので、通おうかなと思ってるんですよ。もちろん趣味で」と言った。

ああ、よかった。ほっくりと嬉しかった。

特に女子の場合、引退した後は格闘技との縁が切れてしまう人も多いようで、それを聞くといつでも少しさびしい気持ちになる。つちかった技術を活かせるような、そんな道筋がつけられないものかと考えてしまう。もし道筋がつけられれば、途切れ途切れになっている女子格闘技の歴史が一本の線につながり、女子格闘技の未来も拓けていくのではないかと。

だから、彼女の口からまた「格闘技」の言葉が出た時、ほっくりと嬉しかったのだ。つながっていてくれて、ありがとうと思ったのだ。

外に出たら雨が降っていた。私も彼女も傘が嫌いなので濡れながら歩いた。走りもせず、ゆっくり駅までたどりついた。

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2008年3月23日 (日)

私にいじめられた上司

先日、飲み会をした。

同席したのは、私が学校を卒業してすぐに就職した「神奈川ニュース映画協会」という映像制作会社の、大先輩の方たち。

60~70代が大半だったが、みんなかつては演出家として、キャメラマン(カメラマンではないそうだ)として、映画づくりに励み、現在もあっちこっちでご活躍中なので、ひじょうに元気で、飲む、飲む。私は、彼ら諸先輩方に毎晩、毎晩、飲みに連れていかれて、酒の飲み方を教わったのだ。

じつは昨年7月にも同じ飲み会があり、半年ぶりの再会だったのだが、前回出席せず、10数年ぶりに再会した方もいた。その一人がスズキさんだ。

スズキさんは最初、私が誰だかわからなかったのだが、「松本ですよ!」というと、いきなり顔を上気させて叫んだ。

「まっちゃんかよ! 俺はこの女にさんざんいじめられたんだ!!」

映像の知識なんてまるでないまま、入社してすぐに演出家をやらされた私が、最初に組んだキャメラマンがスズキさんだった。

当時のスズキさんは60歳近くだったのだが、大病をした後だったそうで80歳ぐらいに見えた。入りたての私は大病したことなんて知らないから、「このおじいさんは大丈夫なんだろうか」と、心配しながらロケ現場に行っていた。

後で聞いたら、大丈夫も何も、スズキさんは前衛的な作品を数々手がけた名キャメラマンだったのだが、それを知らず、厚顔無恥全開で、私はスズキさんに「ああ撮れ、こう撮れ」と指図をしていたのだった。あの時、スズキさんは黙っていたけれど、きっとプライドを傷つけられたんだろう。だから、懐かしい再会もそこそこに「いじめられた!」と叫んだんだろう。

スズキさん、ごめん、ごめん。

大先輩に失礼な謝り方かもしれないが、撮影でタッグを組んでいる時は、上も下もなく真剣勝負だから、先輩というよりは同志とかライバルとか、そんな感覚なのだ。だから、30歳も歳が離れていても、「ごめん、ごめん!」のほうが、私にはしっくりくる。

スズキさんと組んだ作品はだいたい覚えているし、ロケ現場のこともありありと浮かんでくるのだが、酒が進む中、スズキさんは私がまるで覚えていないエピソードを披露してくれた。

「ちょうど今ぐらいの時期にな。まっちゃんと俺で春の風景を撮りに行ったんだよ。その時も、この女は“ちゃんと撮れてるんですか”なんて聞くんだよ。まったく生意気なヤツだよ。だから俺は、キャメラをポンポン叩きながら言ってやったんだ。“まっちゃん、大丈夫だよ。この中には春がいーっぱいつまってるから”ってな。それでもこいつは“ホントですかあ?”って疑ぐりやがる。まったく生意気なヤツだったよなあ」

キャメラの中に、春をいーっぱい詰め込んでくれていたのか。覚えてないけど、スズキさんありがとう。でも、そんなに生意気、生意気言うなって。私も若かったんだから。スズキさん、ごめん、ごめん。また飲もう!

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2008年3月22日 (土)

永久運動

お友達Rさんと、そのお友達Kさんが、おらが町にやってきた。

最近、Rさんからダーツに誘われ初挑戦したら、ひじょうに面白くて、これはちょっと続けてみたいと思った。

思ったところへ、家から徒歩2分にダーツショップができた。ちょっとのぞいたら、そこには凄腕のダーツのプロがいて、なおぽんさんというその人に投げ方を教わったりした。

というエピソードをRさんに話したら「え? あの、なおぽんさんに教えてもらったんですか!」と感動しきりの様子。どうやら、なおぽんさんはダーツの世界で有名な人のようなのだった。

で、Rさん、Kさんが、「なおぽんさんの店に行きたい!」ということになり、おらが町にやってきたというわけなのだ。

私はもともと、淡々と、延々と、同じ動作をするということが好きだ。たとえば1万枚の封筒にひたすらスタンプを押すとか、切りぬいた100枚の新聞記事を、ひたすらスクラップブックに貼るとか、キャベツ10玉をひたすら千切りするとか。

だから、ひたすら的を狙って矢を投げるダーツは、心の底から楽しい。

誰かと勝負をするのは心臓の弱い私にはかなりチャレンジングなので、できるなら、ひとりで黙々と的に当てていたい。とはいえ、やはり勝負をしないと上達しないので、心臓を抑えながらたまに対戦するのである。

以前、筋肉博士にインタビューした時に「たとえば右腕を頭上にあげるという単純な動作を繰り返す場合、同じように見えても、1回1回使われる筋肉の部位は違うのではないか。同じ動きは一つとしてないのではないか。そういうところは、まだ研究の余地がある」と言っていた。

一人で黙々とダーツを投げていると、同じ投げ方をしたつもりでも矢が刺さる位置は微妙にズレる。「筋肉博士の言った通りだなあ」などと感心しながら、ダーツのプロであるなおぽんさんの試技を見ると、見事に全部、真ん中に刺さっているのである。とすれば、なおぽんさんは、何百という全身の筋肉を、等しく使っているわけで、「やはりプロというのは凄いな」と、また私は感心するのである。

投げるのも楽しいけど、そういうことを考えているダーツの時間というのが、とても楽しいのだ。

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2008年3月21日 (金)

23日は代々木公園へ!

先日、下北沢の「U.N.B.(アンビー)」というセレクトショップへ行った。

以前、結婚披露宴に出させていただいたダンスユニット「Pani Crew(パニクルー)」のメンバー、ホーリーさんが店長を務めているお店。ピカピカのピアスを買った。

323iventホーリーさんからチラシを1枚もらった。

「ONE+LOVE WORLD」というストリートライブ。ダンスや音楽を通じて、若い世代の人たちにダウン症の子たちのありのままの姿を見てもらい、ダウン症について知ってもらうという趣旨で、3月21日「世界ダウン症の日」に合わせて2006年から開催されているそうだ。

20日の大阪ライブに続いて、23日は代々木公園野外ステージ(12時~16時) で開催。30日は沖縄の宜野湾海浜公園で開催。

Pani Crewもゲストで出演するけれど、ライブの主役はダウン症の子供たちで結成された「LOVE JUNX(ラブ ジャンクス)」! 

「23日、降水確率40%なんですわ~」

心配そうに店の外の雨空を見上げていたホーリー氏。

神様、お願い! 晴れろ~い!!!

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2008年3月20日 (木)

いつかギラギラする日

全日本キック後楽園ホール大会。

日本vsタイ3対3の結果は1勝1敗1分。

小林聡GMの大会総評は「もっとギラギラしてほしい」――。

練習量では単純に身にまとうことのできない「ギラギラ」。

格闘技は奥が深い。

Sinlapa会場で創刊されたばかりのムエタイ情報誌『シンラパ・ムエタイ』をゲット。

500円でこの濃さはどうだろう。ムエタイを全然知らない人にも、会場の熱気がムンムン伝わってくる。

「シンラパ」は「芸術」という意味だ。

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2008年3月19日 (水)

デーヴイデーやで!2

明日は全日本キック後楽園ホール大会。

昨年上半期のベストDVDも発売されるとか。

2007dvd260kgトーナメント決勝の、あの“超死闘”前田vs梶原、山本真弘快進撃も収録! あらしvsワンロップ、あらしvs前田も!?

明日、買おう。

↓全日本キックリりースより抜粋

◆2007年下半期ベストDVDが新発売!

年間ベストバウト賞を獲得した前田尚紀vs梶原龍児戦や、

10.25代々木大会「Kick Returnトーナメント決勝戦」などを収録した、

「全日本キック2007 BEST BOUTS vol.2」が株式会社クエストより新発売されました。

全24試合を249分に収録。会場では消費税サービスの\5,600で販売します。

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2008年3月18日 (火)

コングラチュレーション!

ニュージーランドのマリーさんからメールが来た。

「これからは“Dr.Speed”と呼んでね」

おお! ついに! おめでとう!

マリーさんことマリー・スピードさんは、日本女子ボクシング協会の初代会長だった人だ。99年の協会の旗揚げを手伝ったことからマリーさんと知り合い、その後、マリーさんがニュージーランドへ帰ってからも付き合いが続いている。

マリーさんとの出逢いなどについては、以前WOMEN'S BOXING NETのコラムで書かせてもらった。

マリーさんは、もう何年も前から翻訳と子育ての傍ら、大学院で研究を続けてきた。研究内容は、アジアの経済がなんちゃらかんちゃら…何回聞いても忘れてしまうが、なんだかとても難しそうなテーマで、ここ数年は論文がなかなか進まずいつも頭を悩ませているようだった。

何か手伝いたいが、テーマも覚えていられないのだから私ができることはない。「がんばれ!」「マリーさんなら大丈夫!」と、遠い日本の空から見えない旗を振るぐらいしかできなかった。

だが、ついに完成した論文に(多少の訂正を加えれば)OKが出るそうだ。つまり晴れて「博士=ドクター」になるのだ。これまでの歩みや日々の多忙さを知っているだけに、本当に嬉しい。こんなに嬉しいことって、ちょっとないというぐらい嬉しい。ここ何日かは、メールを思い出すたびにニヤニヤしっぱなしだ。

奇しくも…というわけでもないが、日本では女子ボクシングがJBC(日本ボクシングコミッション)に認可され、新たなステージを迎えた。マリーさんが会長として悪戦苦闘したあの日々から9年を経て、女子ボクシングが日の目を見ることになったのだ。

9年。

数字だけ見るとピンと来ないけれど、一人の女性が女子ボクシング協会の会長として山積する難題と格闘し、その後、恋をし、出産し、故郷に戻り、家を買い、家を買い換え、娘を幼稚園に通わせながら仕事をし、仕事をしながら大学院に通い、博士になる…9年というのはそういう年月なのだ。

同じ年月をそっくりボクシングに費やしてきた女子選手たちのことを思うと、その根気強さ、ボクシングに賭ける熱意には頭が下がるばかりだ。

と、さまざまに想いを馳せつつ、マリーさん、コングラチュレーション!

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2008年3月17日 (月)

歩くとけっこうある

確定申告に行った。

家から徒歩20分ぐらいなので、散歩がてら、紙袋を提げて行った。

伊勢佐木町をぶらぶら抜けて、横浜スタジアムの脇を通過し、無事到着。

最終日なので駆け込み申告者で大変なことになっているだろうなと思っていたのだが、意外に閑散としている。

間違えた。区役所だった。

区役所から、中華街をぶらぶら抜けて、マリンタワーの脇を通過し、人形の家の周囲をぐるりとまわって、無事到着。今度こそ、到着。

税務署は、駆け込み申告者で大変なことになっていた。

山下公園をぶらぶら抜けて、ランドマークタワーを横目に見ながら帰宅。

結局、往復1時間ぐらい歩いた。疲れたが、横浜ちい散歩ができたので、よしとしよう。

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2008年3月16日 (日)

私の思うこと

女子ボクサーのライカが、児童福祉施設「迦陵園」の園児や関係者を集めての講演会に招かれた。私も聞き手役で同席させてもらった。

本格的な講演会はライカも私も初めてで、「30分も話せないかもね」と、やや途方に暮れていたのだが、終わってみれば1時間15分、予定時間ギリギリまで質疑応答の形で話を進めることができた。

Raikakanban話の中で、ライカは「今日のテーマは“私の思うこと”だから、正直に話していいですよね」と前置きした上で、18歳で園を卒業して、というより卒業させられてからの辛さを語った。途中で、こみ上げてきたものが抑えきれず、沈黙してしまう場面もあった。

本当ならうまくフォローしなければならないのに、すぐ横で私も胸が詰まって何も言えなくなってしまった。まったく、何をしに行ったのか。

でも、これまで園に対して言いたくても言えなかったことを吐き出せたことは、ライカにとってこれ以上ないほど意味のあることだったと思う。「また一つ、彼女は壁を乗り越えたんだな、また成長するんだな」と私も思い、そこに立ち会えたことの幸福を感じられた。

にしても、疲れた。

終わった後は放心状態。ライカも同様だったようで、駅まで送っていきますと関係者の方に言っていただいた時は、「いや、ちょっと散歩でもしたいんで」と、私が答える前に、私が答えたかったように返事をした。ぶらぶら、とぼとぼ歩きながら、変なテンションを鎮めたいと、ライカも思ったようだった。

「ここでね、毎日真っ暗になるまで遊んでたんすよ」

ぶらぶら歩いた先には下鴨神社の広場があり、ライカはそこを指さして言った。

手つかずの、鬱蒼とした木々に囲まれたその広場では、子供たちが野球をしたり、意味もなく自転車の加速度をあげて走り回っていた。

「へえ、いいね。広くて」

「そうっすよ。夜には肝試しもやったんすよ。外灯なくて真っ暗で、ほんっとに怖いんすよ」

しばらく、ぶらぶらと歩いた後、2人でタクシーに乗った。

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2008年3月15日 (土)

そうだ、――へ行こう。

京都だ。

そうだ、京都へ行こうだ。

新幹線に乗って珍しく何も食べなかったのだが、車中では食べ物のことを考えていた。

崎陽軒のシウマイ弁当についてだ。

この間、いつものように横浜駅でシウマイ弁当を買おうとして、ビックリした。値上がりしていたのだ。710円だったはずが740円になっていた。まあ、それでも買うんだけれども。

シウマイ弁当は、朝まで飲んで、東京駅から特急東海の車両に乗って、うっかり熱海まで寝過して、すごすごと引き返して、疲れきって横浜駅に降り立って、お腹が空いてきて、「シウマイ弁当でも買って帰るか」と、駅のコンコースのど真ん中にある出張販売所で購入して、帰宅してお茶を沸かしながら、『やじうまワイド』を見ながら食べるのが、一番美味しい。朝買うと、作りたてでホカホカだし。

「この始発の特急東海→寝過し→引き返し→横浜で購入というシウマイ弁当に至るまでのプロセスのよさを、誰かととことん論じ合いたいなあ、でも、世の中でこのよさが分かる人間はいったい何人いるだろう、それにしても30円値上げは痛いな、でも買っちゃうんだろうな」

京都に向かう間、そんなことを考えていたのである。

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2008年3月14日 (金)

デーヴイデーやで!1

ライター高崎計三さんの会社ソリタリオも制作に関わっている、ニュージャパンキックボクシング連盟1・27後楽園大会のDVDがこのほど発売。
2枚組、トータル145分収録のフルボリュームで、価格は¥4,500円(税込)。

Caef8defこうして映像で観ていると、若い選手たちもしっかりとキック史を刻んでいるのだなと、改めて実感できる。

ニュージャパンは選手コールで体重を紹介する時に「キログラム」じゃなくて「パウンド」なんだな、そういえば。などなど再発見というか、再確認ができるのもDVDの面白さだ。

↓商品についてのお問い合わせ

ニュージャパンキックボクシング連盟、TEL03-6240-8410

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2008年3月 7日 (金)

戦を極める

3月10日発売の『格闘技通信』(ベースボールマガジン社)で、3・5「戦極」代々木第1大会での三崎和雄vsシアー・バハドゥルザダ戦の試合リポートを書いた。

Kakutsu タイトルは「生を尽くし 戦を極める」

大晦日決戦前から、三崎に何回かインタビューしているが、つねに自然体で、“生に忠実”という印象だ。生き急ぐでもなく、小出しにすることもなく。試合までに自分の中で生を満タンにし、それを余すところなく使いきるという。

ストレスがかからない生き方なのではないかと思う。ひょっとしたらすごく長生きする人かもしれない。もちろん、試合では死と隣り合わせというほど、ギリギリの果たし合いをするのだけれども。

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2008年3月 6日 (木)

女子プロボクサー新人テスト

2月28日の第1回女子プロボクサー新人テストではB級(6回戦)14名、C級(4回戦)6名、3月4日の第2回ではC級12名が合格。計32名が女子プロボクサー第1号として日本ボクシングコミッション(JBC)から認定された。

プロテストでは、アマチュアで活躍してきた選手と、JBC未認可の日本女子ボクシング協会(JWBC/JBC女子認可により消滅)でプロとして活躍してきた選手が、同じリングに立っている光景が見られ、とても感慨深いものがあった。

JWBCが旗揚げしたのは1999年だが、当時からオリンピックでの女子ボクシング正式種目化の話がポツポツと出始めており、プロの道を選ばず、ひたすら“その日”を待ち続ける選手も多かった。

一方で、「待ちきれない、早くリングに立ちたい」というライカや八島有美(引退)のような選手たちは、進んでプロの道を選んだ。

どちらを選んだにしろ、決して楽な道ではなかったはずだ。志半ばでボクシングから身を引いた選手もいる。

ボクシングはもちろん個人競技なのだけれど、今回合格したうちの何人かは、去っていった仲間の思いを引き受けているだろうし、私も今後、彼女たちの闘いの中に、何人もの“ここにいたはずの選手たち”を思い浮かべることになるだろう。

Thumb1 3月6日発売のNumberでも、プロテストのことを少しだけ書かせてもらってます。女子アスリート特集の中で、ひときわゴツゴツ感漂うページ。かっこいいと思います。

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2008年3月 5日 (水)

うまいニンジン

先日、千葉の成田へ行った。

自然の生態系を活かしたバイオダイナミック農法に取り組んでいる、弓木野さんという方を取材したのだ。

080303_13020001_3  百聞は一食にしかず。ということで、畑から引き抜いたばかりの野菜を次々と食べさせていただいた。美味しい。野菜についている土ですら美味しい。気がする。

私は野菜はもちろん、あらゆる食べ物の中でニンジンが一、二を争うほど好きなのだが、ここのニンジンはきちんとニンジンの味がする。味のないニンジンばかり食べていたので、ガリっと噛んだ瞬間、軽く体に電気のようなものが走った。それほど野菜が野菜らしく育っている。

こうなると、捨ててあるクズ野菜までもが愛おしい。拾って食べてしまいたい。お腹がすいていたことを差し引いても、そう思わずにはいられなかった。

がりがり、バリバリと野菜を食べながら、弓木野さんの話を聞いた。「自然」を軸に置くと、こんなに話が広がるものなのかというぐらい、いろいろな分野にまで話は広がっていった。

上を見れば、青い空から暑いほどのまぶしい日差しがそそぎ、下を見れば、元気にあおい野菜畑が広がっている。挟まれた私は、うつらうつらと幸せだ。こんな時間は久しぶりに過ごした。

写真は弓木野さん(中)、編集者の吉住さん(右)とホクホク顔で取れたての野菜を囲むの図。

オーガニックファーム『百姓農園』

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